中鉄聯集大連センター駅で、深藍色の外面に白色で「中欧班列(中国と欧州を結ぶ貨物列車)」の文字が記されたコンテナが順番に並べられ、積み重ねられていく。
酷暑の7月、中鉄聯集大連センター駅では忙しい光景がみられ、貨物を満載したコンテナが列車の上にクレーンで釣り上げられた。その後、太平洋沿岸国・地域から運ばれてきた電子製品や機械設備などは、「遼満欧(遼寧省・満洲里・欧州)」中欧班列に乗って出発し、長い道のりを経て欧州の多くの家に届けられる。
大連港を出発する「遼満欧」国境通過コンテナ列車は、2015年4月に始発が運行された。国鉄哈大線、濱州線を通って満洲里税関へ着き、それからロシア、ドイツなどの鉄道を走ってロシアや欧州各国へ到達する。輸送時間は従来の海運に比べ20-30日間短縮され、貨物は到着後1-3日間以内に欧州のいかなる地方へも配送される。
わずか2年余りで、大連港中欧班列の運行ルートは1本から7本へ増え、運行本数は当初の「貨物があれば運行し、無ければ停止する」という創成期の段階から、現在では毎週3本が常時運行されている。「一帯一路」建設の恩恵を受け、今年上半期の大連港が編成した中欧国境通過列車の累計コンテナ輸送量は1万5000TEUと、前年同期に比べ226%増加した。