2年余りで、大連港中欧班列はもう「孤独」ではなくなった。中国・韓国・ロシア国際物流ルートの正式開通に伴い、大連港を中心とする海上・鉄道連絡輸送国際物流ターミナルが徐々に形成され、日本や韓国、中国華南・華東・華北などの自動車部品、機械設備、日用雑貨などが海運によって大連に到着し、さらに大連鉄道コンテナセンター駅を通ってひっきりなしに欧州へ向かって運ばれていく。
実績の裏には、中国による「一帯一路」構想の実行と、絶え間ない対外開放の努力がある。遼寧大窯湾検査検疫局の馬全宇・副局長は記者に対し、大連港中欧班列の持続的な発展について、各方面の体制刷新がベースになっていると説明した。検査・検疫地域の一体化を強化し、路線沿線の検査・検疫機関の間で「輸出直放、輸入直通(輸出入通関手続きの簡略化)」制度を構築。満洲里と共に各税関が「情報の交換、監督管理の相互承認、法執行の相互補助」を進め、中欧班列の規模拡大と効率向上を後押している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月25日