深セン、アモイ、上海、義烏など、国際物流会社の米Unidoor社は中国で事業を拡大中だ。世界越境EC大会大会に出席するため、同社中国エリア総経理の程桂良氏が、中国内陸部の鄭州を訪れた。
程氏は「鄭州は地理的優位性が高く、当社は子会社の設立先として検討している。中国はインフラ整備が進んでおり、企業の発展に理想的な環境を提供している」と話した。
インターネット技術の普及と消費構造のアップグレードにより、越境ECは伝統的な商品取引の観念と方法を変え、世界の貿易構造に大きな変革をもたらした。中国商務部国際貿易経済協力研究院副院長の曲維璽氏は「中国の2016年の越境EC取引規模は約6兆5000億人民元で、世界最大の越境通販市場になっている」と話した。
中国の越境ECの巨大な市場と持続的な高成長は、中国市場の高い潜在力を浮き彫りにしている。国内外の物流・EC大手が中国進出を加速し、機先を制しようとしている。