国務院新聞弁公室が31日に開いた記者会見において、中国商務部の銭克明副部長は「中国の今年上半期の対外経済貿易運行は全体的に良好で、一部指標は予想を上回っている。発展の動力の転換が加速され、構造がさらに改善された」と発表した。
対外貿易が安定的に成長
データによると、今年上半期の輸出額は前年同期比15%増、輸入額は25.7%増となった。銭副部長によると、貿易額の成長と同時に、中国は「5つの改善」と「3つの建設」への重視を強めている。「5つの改善」とは貿易の国際市場構造、国内地域構造、海外貿易商品構造、経営主体構造、貿易方式の5つの改善を指す。「3つの建設」とは、海外貿易モデルチェンジ・アップグレード基地の建設、貿易プラットフォームの建設、国際マーケティング網の建設の加速を指す。これにより海外貿易の構造調整と動力転換がさらに加速される。
銭副部長は「海外貿易の発展は下半期も困難と課題に直面しており、輸出入の安定化と好転の維持は難航が予想される。中国商務部は『5つの改善』と『3つの建設』の推進を掘り下げ、加工貿易の革新的発展を促す。海外貿易新業態の育成の取り組み強化を続け、貿易の利便性を高める。海外貿易の従来の優位性を固め、強化し、海外貿易の競争の新たな優位性を積極的に育成し、海外貿易の安定化と好転の維持を促す」と表明した。