中国国家統計局が先般発表したデータによると、今年6月の一定規模以上工業企業利益が前年同月比19.1%増となり、中国経済の安定しつつ好転する流れがより鮮明になった。安定しつつ前進するという全体的な基調のもと、中国経済は中高速成長を維持した上で産業構造の着実な調整と新旧原動力の転換の加速を実現し、積極的な要素を徐々に蓄積している。中国経済を楽観視する声が海外で広がっている。
経済成長率は8四半期連続で6.7%から6.9%の中高速区間を維持している。都市部新規就業者数は上半期で年間目標の66.8%を達成した。企業のレバレッジ比率と経営コストが低下を続け、不動産開発投資の成長率が低下しつつ安定化している。安定しつつ好転する中国経済は、今年に入ってから多くの支えを手にしている。
米ウォール・ストリート・ジャーナルは中国経済について「中国経済は上半期、前年同期比6.9%の成長率を示し、強いシグナルを発した。これは中国政府が経済成長目標の実現と、過度な信用貸付及び不動産市場の加熱の抑制という2つの目標のバランスを取り、かつ世界2位の経済国の安定を維持する能力があるということだ。中国の監督管理機構は経済の基礎を固める措置を講じ、経済の信用貸付への依存を弱めた。経済の成績を見ると、中国は下半期の経済成長率の低下をそれほど懸念する必要はなくなった」と伝えた。