中国に投資したファンドは上半期、英国の投資家に19%弱の収益をもたらした。これに続いた投資先はアジア太平洋(平均15%)、欧州及び英国の小型株だ。英フィナンシャル・タイムズ(電子版)が3日、伝えた。
英国の投資家にとって、上半期に最大の収益をもたらしてくれたのは、中国に投資するファンドだ。
株式投信情報サイト「モーニングスター」のデータによると、6月30日までの6カ月間で、中国に投資したファンドは投資家に平均19%弱の収益をもたらした。これに続いた投資先はアジア太平洋(平均15%)、欧州及び英国の小型株(収益率は同等)だ。
金融コンサルタントは「投資家は2017年に信じがたいほどの楽観ムードを維持した。アジア、新興市場、小型株などハイリスク投資先の収益率がこれを反映した」と話した。
専門家は「特に中国は依然として割安な市場であり、中国の成長ストーリーは投資家にとって魅力的だ。長期的に見ると、中国とアジアは成長地域に属する。中国はこの6カ月に渡り好調だった」と述べた。
大型株に投資するファンドと比べ、小型株に投資するファンドはより高い収益を手にしている。これはファンドマネージャーが、アナリストに十分に分析されていない銘柄を選ぶ機会が多いからだ。
金融サービス会社のコンサルタントは「欧州は低迷期を脱し、回復している」と話した。