北京と上海という2大国際都市は、中国の消費アップグレードをけん引している。その消費市場は現在、生存型から発展型・共有型消費に変わろうとしている。
上半期の経済データを見ると、消費の経済成長への寄与度が63.4%に達している。
消費の経済成長への寄与が際立ち、都市の消費水準も地域の経済状況と発展の潜在力を反映している。21世紀経済研究院は、2017年上半期の社会消費財小売総額トップ10都市をまとめ、2016年のデータと比較対照した。それによると、北京と上海という2大国際都市は、中国の消費アップグレードをけん引している。その消費市場は現在、生存型から発展型・共有型消費に変わろうとしている。特にインターネットの発展、消費アップグレードの多様化が、多くの新しいビジネスモデルとチャンスを生み出している。
広州は伝統的な貿易都市としての強みを維持し、電子商取引(EC)時代に圧倒的な優位性を確保し、全国3位という位置をキープした。長江デルタは都市化率が高く、1人平均の可処分所得が多く、民間資本が活発化しており、消費と経済成長の潜在力を秘めている。