中国の技術標準、マレーシアに初進出

中国の技術標準、マレーシアに初進出。

タグ:中国の技術標準 マレーシア

発信時間:2017-08-14 11:26:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東海岸鉄道プロジェクトの契約額は約550億リンギット(1リンギットは約25.5円)で、中国企業が海外で建設する最大のプロジェクトだ。これは今後数年に渡り、マレーシアと東南アジアで最も注目される超特大プロジェクトでもある。同プロジェクトはクアラルンプール北部のゴンバックから始まり、終点はクランタン州のワカフ・バル。マレーシア半島の4州を通過し、東海岸各州の州都、重要都市、クアンタン港、ケママン港を結び、沿線400万人以上の住民をカバーする。竣工後はマレー半島を東西方向に貫く鉄道輸送線、経済の動脈になる。マレーシア東海岸の一部地域が鉄道で結ばれないという歴史が終わり、マレー半島東・西海岸が鉄道で結ばれないという空白を埋める。

中国交通建設の劉起涛会長は、環球時報のインタビューに対して「東海岸鉄道プロジェクトは沿線地域の住民の生活水準を高め、産業・商業・物流・観光などの業界の発展を促す。これは両国の史上最大規模の経済・貿易協力プロジェクトであり、一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線の中心プロジェクトでもある」と話した。


同プロジェクトは中国国家1級旅客・貨物輸送両用標準電気化鉄道を採用する。旅客列車の設計上の時速は160キロ、貨物列車は80キロで、7年後の竣工を予定。劉会長は「中国鉄道標準のマレーシア進出はこれが初で、国内外の技術標準の効果的な連結と融合を示した」と述べた。マレーシア首相官邸の責任者は「これはマレーシアにとってこれまでで最も挑戦的な建設工事・計画だ」と話した。

マレーシアの発展を促進

クアンタンのあるパハン州は、マレーシアのマレー半島最大の州だ。その他の東海岸の州と同じく、経済発展とインフラ整備は長期的に西海岸より遅れている。鉄道建設は、現地人の切実な願いになっている。王国務委員は「東海岸鉄道は、マレーシア東部の発展、地域の相互接続を促進する重要な節目となるプロジェクトだ。竣工後は東海岸経済特区、東海岸地域全体の発展を力強くけん引する。マレーシアの首都クアラルンプールと東西海岸間の相互接続を促進し、マレーシアの東南アジアにおける地位と影響力を高める」と表明した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月14日

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