改革、再びA株市場の注目テーマに

改革、再びA株市場の注目テーマに。

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発信時間:2017-08-17 14:37:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の国家発展改革委員会(発改委)は15日、今年下半期、一面では重大な牽引作用を持つ改革の新施策を公布し、一面では発表された改革方案の実施に取り組み、国有企業と財政・税務・金融などの重点的領域の改革の徹底に尽力し、改革の方法を用いて、経済社会発展中の問題を解決するという方針を示した。これについて、アナリストは、改革が再び下半期A株市場の一大注目テーマになると見ている。とりわけ国有企業と金融改革が重点になるという。

現在、国有企業、財政財務金融、生態文明などの領域の改革は投資家の最も関心のある話題である。

国有企業改革は最近の動きが活発である。中国神華能源股份有限公司(チャイナ・シェンファ)と中国国電集団公司の再編案が取りざたされており、中国聯通集団と他の多くの会社の混合所有制改革の協議が進められている。中国鉄路総公司もアリババ集団・騰訊控股有限公司に混合所有制改革への参加を要請している。地方の国有企業では江蘇省が国有企業改革推進委員会を招集し、天津市、山西省も国有資本運営プラットホームなどを立ち上げた。


安信証券公司のアナリスト陳果氏は、「第三四半期の国有企業改革の推進は速度を増している。その中でも鉄鋼、石炭、火力発電などは中央国有企業改革の重点領域である。地方の国有企業改革は国有資本運営プラットホームの構築を主とする」と述べている。

財政・税務・金融の領域は、発改委の発表では、今年4月末、全面的推進をする年間の減税規模は7000億元に達する。金融面では、秩序ある民間銀行の発展を推進する。同時に多岐に及ぶ資本市場改革を深化させる。株式市場の融資機能の修復については、新株発行の常態化などを推進する。

A株上場の会社の中で、財務税制改革業務にわたる上場会社は、主に金財互聯控股股份有限公司、神州易橋情報サービス股份有限公司、航天情報股份有限公司、北京旋極情報技術股份有限公司、美亜柏科情報股份有限公司、用友網絡科技股份有限公司などがある。金融を中心とする改革では、現在のところ、大型保険、証券、業績の安定した銀行に好材料となる。


生態領域の改革は環境保全分野の投資にチャンスをもたらす。上半期、重点生態機能区への産業の加入をネガティブリストから判断して決めることを加速させる。9つの省で、省級の空間計画の試行を起動させる。これによって、生態環境、林業、牧畜業などの関連株が利益を受ける見込みである。なお、A株上場企業に関連する企業として、内蒙古蒙草生態環境集団、中国吉林森工集団、福建省永安林業集団、福建金森林業股份有限公司などがある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月17日

 

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