南アフリカのプレトリア北部の上空から撮影した機関区。ここにある機関車の一部は中国の機関車だ。(7月27日新華社撮影)
中国中車のグローバル版図のうち、南アフリカは最大の製品輸出国で、その輸出モデルが最も豊富な市場の一つでもある。2012年10月以降、中国中車傘下の中車株機公司は南アフリカ運輸グループ(Transnet)と、四軸電力機関車195台や六軸電力機関車359台のサプライヤー契約を相次いで締結し、契約額が24億米ドル近くに上る中国軌道交通装備産業の輸出としては最大の注文を受けた。
2013年に初めて南アフリカに届いた機関車は「マンデラ号」と名付けられた。2014年に中車株機公司は、南アフリカ運輸グループと軌道交通装備協力協定の覚書を締結。さらに2015年には、南アフリカのズマ大統領が立ち会うなか、両国が生産協力した最初の電力機関車がプレトリアにラインオフされ、中国中車は南アフリカで製品輸出だけでなく、技術や資本、サービスの輸出も実現した。
中車は、完成車の製品・技術に限らず、「完成車+コアパーツ」の全産業チェーンを輸出し、現地の先進的な軌道交通装備産業パーク設立のために、商業的な協力に加え、文化的融合も実現。直接雇用や現地企業を通じた間接雇用などを進め、南アフリカで数千人分の仕事を生み出した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月17日