ムーディーズ、2017年と18年の中国経済成長見通しを引き上げ

ムーディーズ、2017年と18年の中国経済成長見通しを引き上げ。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8月30日、報告書を発表し、主要国の経済成長率について見直しを行った…

タグ:中国経済

発信時間:2017-09-01 16:38:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8月30日、報告書を発表し、主要国の経済成長率について見直しを行うとともに、地政学リスクや米国の保護主義、世界的な金融引き締め傾向による影響に注意を促した。    

 

 ムーディーズは報告書の中で、20カ国・地域(G20)の今年2017年と来年2018年の経済成長率について、昨年の2.6%より高い、3%を若干上回る水準になるとの見通しを据え置いた。世界経済は今年と来年の2年間、成長基調で推移するとした上で、先進国は約2%、発展途上国は約5%の成長率を維持し、長期的に上昇余地があるとの見通しを示した。

 

 今年上半期のアジア・太平洋地域の経済指標が思いのほか好調だったとして、中国の2017年の成長率見通しを従来の6.6%から6.8%に、2018年を6.3%から6.4%に引き上げたと説明した。韓国についても2017年を従来の2.5%から2.8%に、2018年を2.0%から2.5%に引き上げたほか、日本についても2017年を従来の1.1%から1.5%に引き上げた。


 一方、インドについては7.2%から7.1%に若干下方修正を行った。昨年の高額紙幣廃止後、数カ月にわたって流動性危機に陥り、製造業や建設業に深刻な影響をもたらしたことが主な理由としている。ただ、この影響は向こう数カ月で薄まり、下半期は堅調な経済成長が続くとの見通しを示した。

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