シグナル3:金融サービスで投資の潜在力を喚起、金融協力で経済成長を後押し
BRICS諸国にとって、相互の投資潜在力を喚起し、経済の安定成長を維持するには、効率の高い資金の流れと金融サービスが必要となり、金融協力の強化と発展は避けて通ることができない。
新興国が独自に設立、主導する史上初の国際的多国間開発銀行であるBRICS新開発銀行(NDB)は、開業から2年で目覚ましい業績を上げた。
フォーラム期間中、BRICS新開発銀行(NDB)のカマート総裁にメディアが注目した。カマート総裁は、「NDBが各国に融資を行うときは現地通貨を供給している。今後、ハードカレンシー(国際決済通貨)への依存度が低下すれば、世界の経済発展はより安定に向かい、発展途上国と新興国の発展も一段と安定するはずだ」と述べた。
金融が流れる水となってこそ、実体経済という樹が潤う。王受文副部長は、「BRICS諸国も金融の監督管理で協力を強化し、マネーを流すべきところに流せば、実り豊かな経済成長が確保できる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月4日