BRICSの共益、齟齬を大きく上回る

BRICSの共益、齟齬を大きく上回る。

タグ:BRICS首脳アモイ宣言

発信時間:2017-09-05 14:37:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 習近平国家主席は4日に開かれたBRICS首脳会議歓迎の夕べで、ビン南地域の「皆が心を一つにすれば、黄土も金になる」ということわざを引用した。新興市場国及び発展途上国が心を一つにし、力を集中させることができれば、「黄土も金になる」という発展の奇跡をさらに創造できるというのだ。

 

 5カ国首脳は会議の当日、「BRICS首脳アモイ宣言」を採択した。このBRICSの総意とされる宣言は計71条で、豊富な内容を持つ。保護貿易主義反対、世界経済ガバナンス、テロ対策・安全協力、朝鮮半島情勢など、各国が注目する重要問題に言及している。

 

 中国外交部の耿爽報道官は4日の定例記者会見で「国と国の間に一部の問題をめぐり異なる観点、さらには食い違いが存在するのは正常だ。BRICSは国情や自然的条件が異なるが、開発の段階が近く、似通った発展目標を持つ。5カ国間に共通する利益と訴求は、差異と食い違いを大きく上回る。これはBRICSの力強い持続的な発展を推進する根本的な動力と基礎だ」と発言した。

 

 インド代表団メンバー、インド輸出入銀行の関係者は、環球時報に対して「私は中国とインドの共通点は、食い違いより大きいと見ている。我々は食い違いにこだわるのではなく、積極的な面に目を向けるべきだ。両国には多くの共通点がある。どちらも新興市場国であり、アジアの文化的影響を受けており、世界経済成長のエンジンでもある。両国は将来的に、より良く協力できる」と述べた。

 

 4日付インド英字紙『Hindustan Times』は「BRICSは西側主導の国際経済秩序において誕生した。新興市場国の経済は急成長しているが、西側主導の国際組織・機関においては非主流の位置づけだ。BRICSはこの問題に対応するため誕生した。BRICSアモイ首脳会議により、インド・中国関係に再始動のチャンスが生まれた。BRICSが次の10年に入るに伴い、BRICS会議は5カ国がBRICS原則を守ると再び約束する舞台になるべきだ」と論じた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月5日 

 

 


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