9月4日、8000㎡を超えるBRICS首脳会議・厦門(アモイ)プレスセンターは満員で、80カ国・地域の記者3000人余りは、早く到着しなければ自分の好きな場所を確保できない状態だった。テレビ中継の信号が中国の習近平国家主席が主宰する大規模会議のシーンに切り替わると、現場はにわかに慌ただしくなり、記者たちがライブ配信、撮影、録音など各種の方法でBRICSの声を伝え、そこには海外メディア記者の姿や声も多かった。
「ロシアのタス通信社やRIAノーボスチなど多くの主流メディアが厦門へ来て今回の会議を報道している」。ロシアから来たシェピン氏は、央視網記者に対し、「ロシアメディアは‘BRICS+’の概念に注目している。なぜなら中国が初めて打ち出した概念で、‘BRICS+’とはどういう意味なのか、どれくらいの規模になるのか、どのような影響を及ぼすのかにロシアメディアはとても注目している」と述べた。
シェピン氏は、ロシアメディアが、今回の会議によりロシアへどのようなチャンスをもたらすのかにも非常に注目しており、特にロシアの経済・貿易にどのようなメリットをもたらすのかを気にしていると説明した。
インド国営放送記者のJha Manish氏は、今回インドから来たメディア10社余りの記者25人がBRICS首脳会議・厦門の様子を伝えていると紹介した。インドのメディアと国民は、BRICS首脳会議の各種ニュースに注目しており、なかでもBRICS新開発銀行は、インドなどの国の経済発展を直接促進するため注目度が高い。また、平和問題にも皆が注目しているという。
Jha Manish氏は昨年、BRICSゴア・サミットの様子を報道した。彼は、ゴアには何度も行ったことがありよく知っているが、厦門には今回初めて来たと話す。厦門に来て、空気が清々しく、街が非常にきれいで、現地の人々と交流すると非常に友好的で親切な感じを受けたという。自身が厦門で見たこと、感じたことを親戚や友人、同僚に伝えたいとしている。
インディペンデント・ニュース・パキスタン記者のMuhmmad Zamir Asadi氏は、今回のBRICS首脳会議について、BRICS+」と「一帯一路」の2つのテーマに注目していることを明らかにした。パキスタンは発展途上国であり、「BRICS」へ加入してBRICS協力メカニズムの受益者になることを強く望んでおり、それがもたらす発展のチャンスを享受したいと説明。また、動画の他にライブ中継を行い、ウェブサイトを通じて毎日リアルタイムでBRICS首脳会議・厦門の各種ニュースを伝えていると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月5日