オーブン、浴室鏡、近代的な巨大ディスプレイなどが次々とインテリジェント化している。世界最大規模の家電見本市である国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)が9月1日から6日にかけて、ベルリンで開催されている。今年の展示会には中国企業約700社を含む1800社が参加した。
今年のテーマは「スマートホーム」。テレビや腕時計などがインターネットとつながり、スマートフォンで操作できるようになっている。ドイツ企業は写真を撮影し、残りの量をもとに「買い足し」を知らせる冷蔵庫を展示した。また、ドイツの某メーカーはスマートフォンとリンクさせてジャガイモ、アスパラガス、肉などをアプリで焼けるオーブンを展示。
今回のIFAでは、中国ブランドも最新商品と先端技術で競争を繰り広げた。華為(ファーウェイ)はAI処理を行う専用プロセッサを内蔵する世界初のSoC「Kirin 970」や、AI音声アシスタントを発表。フランス通信社は、華為は音声システムでサムスンのBixbyとアップルのSiriとトップ争いをしようとしていると報じた。
格蘭仕(Galanz)はソーシャル・管理機能を備えた「インターネット生態冷蔵庫」、大容量のクラウドメニューを搭載したスマート電子レンジなどを展示。聯想(レノボ)はLenovoミラージュARヘッドセット、Lenovo Explore PC式ARヘッドセット、携帯電話、PC製品など多種のウェアラブルデバイスを展示した
融合高効率発電、安全蓄電、リアルタイムのエネルギー管理などを特徴とする格力(Gree)のローカルエネルギー・インターネットシステムG-IEMSもIFAに登場した。ドイツ人専門家のローレンツ氏は、格力のG-IEMSは世界の省エネ事業に大きな役割を果たし、省エネ・排出削減を新たな段階に押し上げるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月5日