参考消息網は2日、海外メディアの記事を引用し、「中国経済はこの2年間で最良の状態にある。中国の外貨準備高はこの半年間で増加を続けた。中国経済の今年上半期の成長率は6.9%に達した。米ドルに対して緩やかな元高が生じている」と伝えた。
香港紙・南華早報(電子版)は先月29日、社説を掲載した。要旨は下記の通り。
資本流出のペースが落ちている。貿易・経済状況がやや改善され、資本外部流出の措置が講じられたため、資本と投資が中国に回帰しつつある。
中国経済の指導者は、勝利を収めた。人民元の中間レートは、米ドルと主要通貨の終値を参考に決められているため、中国政府は市場の力を導入中と判断している。中央銀行は各取引日に中間レートを公表する。人民元の対米ドルレートは、2%の範囲内で変動する。
数年の低迷を経て、中国の貿易は国内外の旺盛な需要により回復した。7月の輸出額(米ドル建て)は前年同期比7.2%増、輸入額は11%増となった。どちらもアナリストの予想を下回ったが、確かな回復の流れを示した。