先般発表された2017年中間決算報告によると、中国白物家電大手2社の格力(グリー)・美的(ミデア)の売上高・利益がともに大幅な伸びを実現し、2社の成長のけん引役が注意に値するものである。
2017年上半期、ミデアの売上高は1249.6億元で、前年同期比60.2%の大幅増となった。純利益は115.5億元で同12.9%増、株主に帰属する純利益は108.1億元で同13.9%増。1株当たりの利益は1.67元で、新たに傘下に入ったクカ集団公司の売上高は同35%増だった。
上半期、ミデアのエアコン売上高は500億元で同42%増。消費電子製品の売上高は518億元で同47%増。ロボットおよびオートメーション関連の売上高は136億元だった。
グリーの中間決算報告によると、この半年で同社の売上高は700.2億元で同40%増。利益総額は111.9億元で同44%増、株主に帰属する純利益は94.5億元で同48%増、1株当たりの利益は1.57元で同48%増だった。