「輸出市場はもちろん、輸入商品供給地や投資先としてBRICSと新興市場国は、私たちの重要な協力相手となった。今後は、BRICS協力がさらに多様で多彩なものになると思う。国貿控股集団を含む中国企業が、将来の国際化の道においてさらに発展のチャンスを迎えるだろう」。9月3-5日に第9回BRICS首脳会議が中国の福建省厦門市で開かれた際、厦門(アモイ)国貿控股集団有限公司・董事長の許暁曦氏は、新華網記者の取材に対しこのように話した。
国貿控股集団は、厦門の改革開放に伴い成長した中国本土の国有企業で、国際化という際立った特色を持ち、現時点で海外に30社余りの投資企業と営業所を展開している。2016年末時点で、同社海外機関の資産総額は約90億元、純資産総額は12億元。2016年の海外機関の総売上高は350億元を超えた。
同社は今年上半期も引き続き、比較的良好な発展トレンドを保った。ただ、許暁曦氏は、「石の転がる山を登る前途多難な」発展段階に入り、事業のモデル転換・高度化や産業の協力・共有、プラットフォームの構築・最適化を要するなどの問題に直面していると説明した。
「BRICS協力プラットフォームの構築や‘BRICS+’協力モデルの推進を利用して、私たちは今後、モデル転換・高度化の変革をより明確にしなければならない」。許暁曦氏は、同社が国内外戦略パートナーとの密接な協力を通じ、次の「黄金の10年」や「一帯一路」建設という有益な契機を頼りに、産業プラットフォームと金融プラットフォームの協力メリットを十分に活かすことで、企業発展の新旧の原動力転換を加速し、新たな発展のための「良質な遺伝子」を養う必要があるとの見方を示した。