「これまで自社の国際市場は、主に先進国・地域に集中していた。だが、ここ数年は発展途上国、特にBRICSに代表される新興市場国との経済・貿易交流が急速に伸び、その比率は持続的に上昇しており、新興市場国との経済・貿易協力は、自社にとって近年の高速発展の重要なエンジンになった」。許暁曦氏は例を挙げ、国貿控股集団が毎年BRICSへ軽工業・紡績、機械・電気製品・医療製品など大量の中国製品を輸出すると同時に、BRICS各国から鉄鉱石、大豆、紙パルプなど大量の商品を輸入していると話した。
許暁曦氏は、中国の「一帯一路」建設や、厦門市政府による国有企業の「走出去(海外進出)」拡大を促進する大々的な呼びかけに伴い、国貿控股集団が既存の基盤の上でさらに資源の整理・再編を強化し、海外プラットフォームの規模効果とシナジー効果を発揮させる方針を示した。一方で「一帯一路」関連国・地域、特にBRICS各国との交流と協力を積極的に深化させ、海外市場の開拓と拡大を図るとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月7日