ボーイング社は中国の航空各社が2036年までに、総額にして1兆1000億ドルにのぼる商用ジェット機7240機を調達すると予想した。ボーイングは今週水曜日、中国市場に関する今後20年間の見通しを発表し、これまでの予想値を6.3%上方修正した。ボーイングは、中国市場の今後への期待感をにじませた。米CNBCが6日、伝えた。
ボーイング民間航空機部門のマーケティング担当のランディ・ティンセス氏は報告書の中で「中国の持続的な経済成長、インフラへの大規模な投資、拡大する中産階級、変化を続ける航空会社のビジネスモデルが、この長期見通しを支えている。中国の航空機の規模は、世界平均を上回るペースで拡大している。世界の新型機の20%弱の需要は、中国に本社を置く航空会社から生まれている」と指摘した。
ボーイングは、中国が2036年までにナローボディ機5420機を調達すると予想した(新型機交付量の75%)。ワイドボディ機は1680機を予想。同社はまた、航空会社はやや小型のワイドボディ機に注目し、大型機は貨物航空会社に買い占められるとした。
国際航空運送協会は、中国が2024年に米国を抜き、乗客数が世界最大の客運航空市場になると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月8日