中国の民間調査機関、胡潤研究院が先ほど発表した「胡潤財富報告2017」(Hurun Wealth Report 2017)によると、中国大陸部の裕福な世帯は、すでに香港・マカオ・台湾地区を大きく上回っている。大中華区の資産額が1000万元に達する「資産家世帯」のうち、中国大陸部が8割弱の147万世帯で、前年比9.3%増となっている。同報告書によると、中国大陸部の940人中1人が「1000万元富豪」となっている。大中華区で資産総額1億元以上の「超資産家世帯」は、前年比1万2000世帯増の12万8000世帯にのぼり、中国大陸部は1万世帯増の9万9000世帯。7日付シンガポール華字紙『聯合早報』が伝えた。
調査によると、株投資と不動産投資が、富を築く重要な手段になっている。「資産家世帯」のうち、企業経営者が占める割合が55%と最高で、これらの世帯の資産のうち企業資産が60%を占めている。大型企業やグローバル企業の取締役といった「ゴールドカラー」は20%、不動産投資家は15%、株・先物投資家は10%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月8日