スイスのグレーター・チューリッヒ地区経済促進局・アジア太平洋地域責任者のルーカス・フーバー氏は先ごろ、記者の取材に対し、中国資本がスイスの若年科学研究員に経済的な支援を行っているだけでなく、スイス専門技術の国際市場進出を後押ししていると紹介した。
フーバー氏は中国の華為公司を例に、今年初めに華為公司がチューリッヒ工科大学と協力協定を結び、同大学基金会の「先鋒学者計画」を通じて若年科学研究員を支援し、彼らの研究成果の商業化を手助けしていると話した。
「先鋒学者計画」は潜在力のある科学研究員を毎年選び、彼らに最高15万スイスフラン(約15.7万米ドル)の創業シード資金のほか、創業ガイダンスの提供や合理的なビジネス計画の策定補助を行い、科学研究技術の商業化の早期実現を目指している。フーバー氏は、「中国企業と関係を構築することは、スタートアップ企業が中国で潜在的協力パートナーを探し、中国市場へスムーズに参入することにつながる」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月14日