独『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』は9月8日、過去200年のなかで、中国の東南アジアに対する影響力が今日ほど強大になったことはなかったと伝えた。これは、中国が強大になっただけでなく、欧州の衰退とも関係している。
記事によると、タイのプラユット首相は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのBRICS首脳会議・厦門に幸運にもオブザーバーとして参加した唯一の東南アジア首脳となった。プラユット首相にとってこの会議は、ベルリンやブリュッセルからの招待よりも重要だったろう。
中国政府は、東南アジアにおける自国の影響力拡大を図っている。
欧州は急速に発展するアジアからの要求に対応する術がなく、中国は東南アジアでの影響力を大きく拡大している。同地域ではますます多くの政府が中国と協調し、中国が安全保障と経済成長を確保している。欧州はこのようにしくじった状態となり、対応プランを提示できていない。