広西チワン族自治区南寧市で開かれている第14回中国ーASEAN(東南アジア諸国連合)博覧会で13日、国内外を合わせた164件に及ぶ経済協力プロジェクト契約の調印式が相次いで行われた。
内訳は国際プロジェクトが52件、国内プロジェクトが112件。契約件数は過去最高となり、協力内容も新たな段階に入った。
国際協力プロジェクトについては、契約額、契約相手国数、対象分野数とも前回に比べ若干増加。うち、ASEAN諸国との協力プロジェクトは14件と全体の30%近くを占めた。中国企業による対外投資および請負工事などのプロジェクトは7件、外資利用プロジェクトは45件だった。
ASEAN諸国、中国の香港・マカオ・台湾地区との経済協力プロジェクト以外に、今回はスウェーデン、米国、フランス、英国などとの相互投資プロジェクトが増加した。対象分野は商業貿易物流、スマートロボット、バイオメディカル、ハイテクノロジーなどに及び、相手先企業はスウェーデンの家具大手IKEA(イケア)、タイのCPグループ(正大集団)、インドネシアの財閥グループ、シナール・マス・グループ(金光集団)、米ホテル大手のマリオット・インターナショナルといった世界のトップ500社が名を連ねた。