本年度で最も重要な自動車の祭典、第67回フランクフルトモーターショーが正式に開幕した。ドイツ地場メーカーがコンセプトカー、新車、未来の戦略を発表するこの重要な舞台では、プジョー、日産、ボルボなどのブランドが欠席したが、BMW、ベンツ、フォルクスワーゲン(VW)の多くの重要製品が集中的に発表された。現場は活況を呈している。中国の奇瑞汽車や長城汽車などの新車も高評価を受けている。各有名ブランドが電気自動車(EV)を中心的に発表し、人々の注目を浴びている。
長城汽車の高級ブランド「WEY」の展示ブースでは、新エネ車4車種が公開された。うち「VV5s Hi4」「VV7s Hi4」はハイブリッド車で、「P8」はWEY初のハイブリッド車となった。「XEV」はEVコンセプトで、新型ロゴを採用。長城汽車の責任者は、将来的に新型EVブランドを樹立する予定だと話した。
初めて同モーターショーに登場した奇瑞汽車は、新型高級車シリーズ「EXEED」(「瑞虎」と「艾瑞沢」の上級ブランド)を発表し、同シリーズ初の新車「EXEED TX」を公開した。1.6Lターボエンジンと1.5LターボHVエンジンを搭載する。奇瑞汽車の陳安寧総経理は「当社は2020年までに全面的にEV化を実現する」と述べた。
今回のモーターショーをを見ると、各社が未来のEV化というトレンドについて共通認識を形成しており、より具体的な計画を立てていることが分かる。これらの車種は今後数年間で一般人の家庭に進出する。EVは加速中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月21日