客室環境を改善。車内はWi-Fiフルカバーを実現し、乗客用220Vコンセントを随所に設置。空調システムは車外の圧力波の影響を減らすため、トンネル通過もしくは別の列車とすれ違う際に耳の不快感を弱める。列車には複数の照明調節モードがあり、乗客の需要に応じ照明環境を変更することができる。振動低減、騒音抑制の措置を講じ、洗面所を改良し、バリアフリー設備を設置するなど、乗客に良好な乗車体験を提供する。
スマート化感知システムを構築。車両状態に関する1500以上の各種情報を集め、列車の運行状況を全面的に観測する。安全性能や環境情報(気温など)など列車の状態をリアルタイムで感知し、各部分の運用状況を記録し、全面的かつ多次元的な故障診断とメンテナンスをサポートする。列車の異常発生時には自動的に通報するか早期警戒し、安全計画に基づき自動的に減速もしくは停車する。さらに遠隔データ伝送を採用し、地上で車両状態に関する情報をリアルタイムで集め、地上同時観測及び遠隔メンテナンス能力を高める。
空気抵抗を減らす新型流線形車両、車体平滑化デザインを採用。列車の空気抵抗はCRH380と比べ7.5-12.3%低減、時速350キロで走行時のエネルギー消費量は100キロあたり1人平均17%前後低減されており、連続運行中のエネルギー消費量を効果的に低減。車体の断面と空間が拡大しながらも、時速350キロで運行中の空気抵抗、100キロ当たり1人平均エネルギー消費量、車内騒音が大幅に低減されており、高い省エネ・環境保護性能を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月24日