微信が起動時の背景画像を変更、風雲4号が人気者に

微信が起動時の背景画像を変更、風雲4号が人気者に。

タグ:微信 背景画像 風雲4号

発信時間:2017-09-26 15:23:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 左は変更前、右は変更後

 

 6年間変更なしだった微信(Wechat、中国版LINE)起動時の背景画像が、25日午後5時に変更された。環球時報の記者が25日、国家国防科技工業局から得た情報によると、この新しい背景画像は中国が同日正式に交付した気象衛星「風雲4号」が撮影した、地球の写真だ。

 

 環球時報の調べによると、微信は当初、米アポロ17号の宇宙飛行士が、1972年に月に向かう途中に撮影した地球の写真を使用していた。この「ザ・ブルー・マーブル」と名付けられた地球の美しい写真は、人類が初めて宇宙から見た地球の全貌であり、雲を透かしてアフリカ大陸がぼんやりと見える。

 

 変更後の画像は風雲4号が撮影した東半球の高画質画像で、より鮮明で雲の層がより細かく見える。しかも中国の場所をはっきり見て取ることができる。情報によると、この写真は風雲4号が北京時間6月7日午後1時に撮影したもので、中央アジア、東アジア、南アジア、豪州が含まれる。微信のチームは「アフリカ大陸は人類文明の発祥地だ。私たちはこれまで、アフリカ上空からの写真を起動時の背景画像に使用し、起動画面に起源の意味を込めようとしていた。人類の登場により、コミュニケーションの存在と意義が生まれたからだ。今回の風雲4号が撮影した画像は、人類の起源から華夏文明への歴史的発展の意義が込められており、数億の微信ユーザーに華夏大地の山河を示そうとした」と説明した。

 

 微信のこの小さな変化により、風雲4号が意外にも人気者になった。25日に開かれた風雲4号交付式典において、国家国防科技工業局の関係者は「急に人気者になった風雲4号は、中国次世代静止軌道気象衛星で、2016年12月11日に西昌衛星発射センターから打ち上げられた。現在は高度3万6000キロの静止軌道上を飛行している。風雲4号の交付は、中国静止軌道気象衛星観測システムが更新とアップグレードを実現したことを意味する。これは中国の静止気象観測事業の連続的かつ信頼できる安定的な運行を保証し、中国宇宙事業及び気象事業の国際的な地位と影響力を高める上で、重大な意義を持つ。風雲4号は2017年末に試験運行及びサービス能力を持つ見通しで、中国及びアジア太平洋の防災・減災及び経済・社会の発展をサポートすることになる」と説明した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月26日


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