中国国家外匯管理局(外管局)が9月27日発表した中国銀行業対外金融資産・負債データによると、2017年6月末、中国銀行業の対外金融資産は9694億ドル、対外負債は1兆1485億ドルで、1791億ドルの純対外負債となった。中でも人民元純負債は2403億ドル、外貨純資産は611億ドルだった。
銀行業対外金融資産の中で、預金貸出資産は7487億ドル、債券資産は964億ドル、株式等その他資産は1243億ドルで、それぞれ銀行業の対外金融資産の77%、10%、13%を占めた。
通貨別資産を見ると、人民元資産が1146億ドル、米ドル資産が6719億ドル、その他の資産が1828億ドルで、それぞれ12%、69%、19%を占めた。銀行業対外金融資産の中で、外国銀行部門への資金参入分が4786億ドルで49%を占め、外国非銀行部門への投資分が4908億ドルで、51%を占めた。