中国規格の高速列車「復興号」は、中国の高速鉄道の「キャッチアップからリードへ」という根本的な転換を実現した。
国際的に最高の安全基準を満たす100万キロワット級独自開発の第三世代原子力発電装備「華龍一号」は、中国製造のもう1枚の「名刺」をはっきりとみせた。
国産航空エンジンがボトルネックをクリアしたことで運20と歼20が服役し、国産ジャンボ機C919も初飛行に成功し、中国の航空工業は歴史的な進展をみせている。
世界最大のセメント輸送船が順調に引き渡され、世界最大のコンテナ船の建造が上海で始まった上に、初の国産空母と新型1万トン級駆逐艦が相次いで進水し、世界トップの造船大国が造船強国へと大きく前進した。
中国の橋梁、道路、自動車、港、インターネットは5年の間に、それぞれが「大国重器」として頭角を現し、中国の7大戦略的新興産業の一つであるハイエンド装備製造業はまばゆい実績をつくった。
中国共産党第18回全国代表大会(十八大)の開催以降、多くのハイテク、高付加価値、モデル転換・高度化の流れに順応した新産業が中国の製造業発展を推進する新たなエンジンに成長し、経済成長を引っ張っている。
新産業の急成長は、「双創(イノベーションと創業)」が勢いよく進んだことが要因だ。
政府機構の簡素化と地方政府への権限委譲や恵民政策(発展による恩恵の享受政策)が、イノベーションと創業のブームを全土に巻き起こした。情報消費の促進と「インターネット+」の推進、製造業とインターネットの融合深化などに関する指導意見の発表は、「中国製造2025+インターネット+双創」を有機的に結びつけ、新産業、新製品、新モデルの定着を進めると共に、大量の就業ポストを創造し、安定成長、改革促進、構造調整、民生改善の大きな支えとなった。