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発信時間：2017-10-01 09:05:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　英紙『フィナンシャル・タイムズ』ウェブサイトに掲載された9月24日付の記事によると、中国のエネルギー企業はこのほど、ロシアの石油会社と大型の買収合意をとりつけた。世界最大の石油産出国の一つと世界最大のエネルギー消費国との間の関係を強化する動きとなると同時に、中国とロシアのビジネス関係のさらなる成熟も示している。

　中国華信エネルギー有限公司がロシアのロスネフチの14.16％の株式を91億ドルで取得することで合意をとりつけたというニュースは、中国のロシアへの大規模な投資を渇望する人にとって嬉しいサプライズとなった。

　中国のロシア最大の投資プロジェクトの一つとなり、中国企業にとって2番目に大きい石油・ガス事業の買収合意となる今回の動きは、モスクワと欧米との関係がますます悪化する中、世界最大の石油産出国の一つと最大のエネルギー消費国との関係を強化するものとなっている。これは中国とロシアのビジネス関係がますます成熟していることも示している。

　記事では、ロンドンの投資銀行ハンナム・アンド・パートナーズ（Hannam & Partners）のAlejandro Demichelis代表が、「両国は企業の協力関係を通じてエネルギー協力を強化するだろう。中国の企業との協力関係の構築は、拡張に向けた野心を持つロシア企業が融資を獲得するための数少ない方法の一つだ」と指摘している。

　ロシアの自然資源は中国への長期的な供給が可能で、北部の国境を越えるだけ供給できる。また中国の現金はロシアにとって米国と欧州の投資家に代わる選択肢となる。

　今年7月には、中国の指導者によるロシア訪問中、中国国家開発銀行がロシアの2つの機構への110億ドルの提供に同意した。また数カ月前には、インフラ建設やバイオ医療、越境貿易などを重点とした露中投資基金の発足も発表された。

　この記事によると、中国の石油業界のある上級管理者は、「ロシアの態度が変わりつつある。中国は、パイプラインを通じて石油や天然ガスを獲得することができる。（ロシアの）資源は多く、とても良い選択肢となる」と語っている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2017年10月1日

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