連休中に湖南省の長沙市、韶山市、張家界市などを訪れた観光客のうち、他省からの観光客が6割以上を占めた。長沙南駅が旅行会社向けに予約販売した高速鉄道団体チケットだけでも、3万枚を突破した。広州南駅から人気スポットに向かう観光客が65%を占め、北京〜広州、上海〜昆明、アモイ〜深セン、海南島一周など、高速鉄道沿線に観光スポットのある駅を利用する観光客が急増した。安徽省重点観光スポット、農村観光スポットの自家用車利用率は7割以上に達した。データによると、連休中の国内のシェア宿泊予約件数が126%増となった。観光はバスを使った観光地巡りから体験の掘り下げに移り、観光客が現地に留まりお金を落とすようになった。
4.域外旅行市場は安定、フリープランがトレンドに
域外旅行市場は安定を維持した。団体客の割合が低下を続け、フリープランの観光客の割合が上昇を続けた。短距離旅行の割合が低下し、長距離旅行の割合が上昇した。一部の観光客は有給休暇を利用し連休を長くしている。ショッピングではなく体験の掘り下げを求める域外旅行客が増えている。
国家旅行局域外団体旅行システム及びネットワークビッグデータによると、連休中の域外旅行客数は延べ600万人を超える見通しで、うち団体客は延べ64万190人。観光客は300弱の都市から出発し、世界88カ国・地域の1155都市に向かった。観光客が多かった国はロシア、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアの順。都市はモスクワ、サンクトペテルブルク、バンコク、パタヤ、シンガポール。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月9日