中国の老舗小売店が次々と閉店しモデル転換を行う中、米国2位の大手スーパーのコストコは中国本土市場に進出し、上海に100店のスーパーを開設すると発表した。コストコは天猫(Tmall)にフラッグシップショップと海外フラッグシップショップを開設し、海外フラッグシップショップのファンは143万人に達する。アナリストは
、実店舗がなくなることは永遠にないが、低粗利益を謳うコストコは国内の小売市場をかき乱す可能性があるとみている。
2017年9月上旬、コストコが天猫で中国オンライン事業を開始した。コストコの天猫海外フラッグシップショップを土台に、コストコの公式フラッグシップショップもできた。
コストコは先日、上海に中国1号店を開設すると発表し、各方面から注目を集めた。コストコは会員制のスーパーで、利益を厳しく管理している。コストコの粗利益率は通常10%以下で、14%を超える場合はCEOの許可が必要になる。ウォルマートの粗利益率は40~60%で、歯ブラシを例に挙げると、仕入価格が10元の場合、コストコで11元で売るところをウォルマートでは30元前後で売る。
しかし記者がコストコの天猫国際の公式フラッグシップショップを確認したところ、オーシャンスプレーのドライクランベリー(340グラム)をコストコは37.5元で販売しているが、オーシャンスプレーの海外フラッグシップショップは29元で販売している。別の商品を見ると、清揚のシャンプーはコストコで74.5元、蘇寧易購で69.9元だった。中国のECの影響下で、コストコの低利益方式が成功するかどうかはまだわからない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月7日