中国の新エネ車産業はこの5年間で「黄金の発展期間」に入った。中国自動車工業協会が発表したデータを見ると、中国の新エネ車販売台数は2012-15年の間に急増し、1万2000台、1万7600台、7万4700台、33万1000台と増加し、昨年はさらに50万7000台に達した。販売台数はこの5年間で42倍増したことになる。今年はさらに70万台を突破する見通しだ。
国務院は2012年に「省エネ・新エネ車産業発展計画(2012-20年)」を発表し、4つの部・委員会は2013年9月に「新エネ車普及・応用活動の展開の継続に関する通知」を発表した。国務院はさらに2015年9月に、「電気自動車充電インフラ建設の加速に関する指導意見」を発表した。他にも「電気自動車科学技術発展『第12次五カ年計画』特別プロジェクト計画」「新エネ車産業の技術革新プロジェクトの組織と展開に関する通知」など、新エネ車の発展に向け良好な政策環境を構築し、力強い推進力を生んだ。
中国の新エネ車は急速に発展しており、国内の多くの自動車メーカーが成果を手にしているが、新エネ車の発展にはまだボトルネックが残されていることを否定できない。航続距離が短く、個人の充電スポット設置が困難で、公共充電スポットのカバー範囲が不均等といった問題の解決が待たれる。
「中国網日本語版(チャイナネット) 2017年10月10日」