発展モデル転換も経済の失速がないのはなぜか 中部資源型都市の変貌から原因を探る

発展モデル転換も経済の失速がないのはなぜか 中部資源型都市の変貌から原因を探る。

タグ:中国経済

発信時間:2017-10-10 14:55:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国共産党第18回全国代表大会(十八大)の開催後、中国中部地区の資源型都市は既存の資源基盤をベースにチャンスをつかみ、計画を前倒しし、国家重大戦略をみながら産業の新たな位置付けを模索することで、産業チェーンの延伸・高度化を実現し、地元経済の持続可能な発展に適した新たなルートを探し出した。

 

 安徽省銅陵市は、かねてより「中国の古銅都、現代の銅基地」の呼び名を持つ。市建設当初はここに中国最大の銅鉱があり、主に採鉱、粗銅生産などが行われてきた。今や銅陵市は、資源から科学技術へと産業基盤を転換し、生産物をミドル・ローエンド原材料からミドル・ハイエンド最終製品へと変え、銅産業チェーンの延伸や新産業と新業態の育成に努めている。銅陵市の2016年の電解銅生産量は129万トン、銅材生産量は170万トン超、銅産業主要業務収入は2200億元だった。銅陵市は全国最大の電解銅生産基地、全国重要硫酸・リン化工基地、電子材料基地となった。

 

 資源型都市の発展モデル転換・高度化は、現地経済の持続可能な発展に必須なだけでなく、現実問題の解決にも必要としていることである。石炭地方の山西省は、石炭価格の低下によって一時は「石炭のトン当たり利益で1本のミネラルウォーターも買えない」、「1トンの石炭を掘ると10元の損失が出る」と言われ、モデル転換が差し迫っていることは考えれば分かる状態だった。

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