「十八大」以来、発改委は党中央と国務院の「放管服」(行政簡素化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)改革の要求を全面的に実行し、企業債券発行管理体制改革を推進、計画目標の審査方式から市場承認方式への転換を実現した。そして、優良資産を保有し、経営能力と信用度が高く、優れた投資プロジェクトを手がける企業の債券発行を支持し、社会の直接融資の規模拡大を推し進めた。
2013年より、中国は企業債券について16の新たな種類を設け、債券市場の革新的発展を進めている。例えば、「市場志向型銀行債権の株式転換専門債券」は企業のデレバレッジを後押しし、「創新創業インキュベート債券」はイノベーション主導型発展戦略の実施を支援、「グリーンボンド」はグリーン発展と生態環境建設を推進する。「社会領域債券」は医療、高齢者介護、教育、文化、スポーツ、観光など社会分野の投融資の活性化を図る。「農村産業融合的発展債券」は、農村部の第1~3次産業の融合的発展を促す。「小規模零細企業増信集合債券」「中小企業集合債券」は中小零細企業の資金調達難、調達コスト高騰問題を緩和する。
供給側の構造改革、投融資体制改革をめぐり、中国は新たな企業債券の種類を積極的に作り出し、「三去一降一補」(過剰生産能力、不動産在庫の削減、デレバレッジ、 企業コストの引き下げ、脆弱分野の補強)を推進、多くの社会資金を呼び込み、経済のモデル転換と高度化を後押しした。近年、新しい種類の債券発行は累計359件、総額約4000億元に迫り、重点戦略分野と新興産業の資金調達需要を支持。多くの社会資金を呼び込み、国家が支援する産業と分野への資金流入を促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月12日