日本紙「朝日新聞」の11日付報道によると、神戸製鋼所が内部調査を進めたところ、アルミ・銅製品だけでなく、鉄粉にもデータ改ざんがあったことがわかった。鉄粉製品はカイロや自動車部品などに使用されている。調査の進展にともない、データ改ざん問題の対象製品がさらに拡大する可能性があるという。
経産省によれば、神戸製鋼所が製造した鉄粉は密度が顧客の要求水準に達していなかったが、顧客に提供するデータを改ざんして合格品のように偽装した。ただ安全性に大きな影響はないという。
▽業務に大打撃か
アルミニウム合金は軽くて熱伝導率が高く、エネルギー消費を効果的に削減する。21世紀初めに世界規模で自動車の排気ガス規制が強化されるようになると、大手自動車メーカーはアルミ製品を幅広く採用するようになった。軽量化を追求する航空機や列車などもアルミ製品産業に巨大な市場ニーズを提供した。
スキャンダルが発覚するまで、アルミ・銅製品部門はずっと神戸製鋼所の主な収入源だった。同社の年度決算をみると、鉄鋼産業の原料コスト上昇を受けて、同社は2年連続で損失を出したが、同部門は前年度に120億円の利益を達成していた。