中共中央弁公庁と国務院弁公庁は10月8日、「薬品、医療機器の革新を鼓舞するための審査許可制度改革に関する意見」を発表した。その後、国家食品薬品監督管理総局が漢方薬の詳細資料を発表し、広く意見を求めた。文書名は「漢方薬の古典的処方や製剤配合を簡素化登録するための審査管理規定」である。
国家食品薬品監督管理総局は今回の簡素化について、古代から伝わる処方や製材配合の基準に基づいたものとしている。
今回の簡素化登録審査は漢方薬産業に大きな影響を与えると、業界筋は口を揃える。第三者医療サービスシステムで知られる「麦斯康莱」の創始者である史立臣氏は「証券日報」の取材に対し、「漢方薬の古典的配合目録はまだ発表されていないので、業界に対する影響は今後を見守る必要がある。漢方薬の古典的処方配合の公布は消費者にとって有利だが、古典的処方配合で生産する企業は今後、競争が激しくなるはずだ」と述べる。
国務院は2015年に「古典的処方配合による製剤の審査の簡素化」を明確にしている。「中国医学薬法」で「国家が規定する条件に合った古典的処方配合による漢方薬の処方製剤の生産は、薬品許可文書を申請する際に非臨床安全性研究資料を提出するだけでよい」と法律的に規定した。