史立臣氏は「今回の件について、政府は日本から学ぶことができる」と述べる。メディア報道によると、日本の薬価基準収載品目リストには、100種類以上の医療用漢方薬の処方が収録されている。これら漢方薬はほとんどが中国から来ているものだ。
これまでの薬品審査モデルは、古典的処方の発売速度を遅らせてきた。今回の改革で許可審査が簡素化される。史立臣氏は「漢方薬は今後、疾病予防や早期回復、高齢者の健康などの分野で重要な力を発揮するだろう。政府は漢方薬産業の発展を大いに支援している。今回の措置は、漢方薬産業の発展を促進させるものだ」と語る。
審査許可の簡素化が法制化されれば、漢方薬産業は発展の新しい段階を迎えることになる。その一方で史立臣氏は、「本草綱目」などで記載されている古典的処方は1000種を超えるため、古典的処方目録が最終決定されるまでは市場的影響について判断することはできないと述べる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月13日