近年、中国の集積回路(IC)製造業は急速な発展を遂げている。年間生産高はすでに1千億元の大台を突破した。この影響を受けて、国内では新しいIC投資ブームを迎えている。
中国の半導体業界協会副理事長の陳賢氏は先般開催された『2017年第20回中国集積回路製造年会』において、「現在、中国の集積回路製造業の発展趨勢が良く、2016年の中国集積回路製造業の生産高が初めて1000億元の大台を突破し、1126.9億元に達した」と紹介した。
今年上半期、生産高が前年同期比で25.6%増の571億元と、中国集積回路製造業は引続き良好な成長の勢いを維持した。
業界筋は、IC産業の急成長には、国のICチップ製造分野への政策・資金面の強力な支援が背景にあると見ている。
世界の電子製品製造大国として、国産ICチップの需要は巨大な空間を有する。中国の主力ICメーカー・上海華虹宏力の陳衛副総裁は、「目下、人工智能の概念が急速に広まっており、IC産業の将来性は非常に大きい」と話す。
「ICチップ製造業急成長の背後には基礎研究の進歩がある。人工知能、IoT.(モノのインターネット)など台頭により、中国IC産業は一層の発展を遂げることができる」と陳衛氏が指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月13日