「中国の奇跡」の背後にある論理的必然性

「中国の奇跡」の背後にある論理的必然性。

タグ:中国経済

発信時間:2017-10-13 15:30:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 1980年代末、米国の学者フランシス・フクヤマが「歴史の終焉論」を提起した時、このような情景は予想していなかったに違いない。


 根強い「成長減速論」を背景に、誰も歩いたことのない道を踏み出し、どの国も実現したことのない飛躍的発展を遂げる――、それこそが「中国の奇跡」だ。


 中国共産党第十八回全国代表大会(「十八大」)以来、中国の発展は新たな歴史の出発点に立ち、中国の特色ある社会主義は新しい発展の段階に入った。社会主義は中国で力強い生命力を輝かせ、発展の新たなページを次々と開く。


 歴史は終結せず、終結させられることはない。終結するのは当初の予言だ。


 フクヤマは中国の発展に直面して「中国の政治体制の長所は明らかだ。人類の思想の宝庫は中国のために場所を空けておくべきだ」と指摘した。


 21世紀初頭にアメリカ人弁護士のゴードン・チャンが「やがて中国の崩壊がはじまる」を出版し反響を呼んだ時、今日のような状況を予想し得なかったに違いない――。


 中国経済は数十年に渡って高速成長を維持してきた。中国は世界第2の経済大国となり、世界の工業化が始まって以来の長期的成長の奇跡を創り出した。なかでも、世界金融危機のあおりで世界全体の成長が鈍化するなか、中国は2013~16年の国内総生産(GDP)について年平均7.2%の成長率を維持した。世界の経済成長への寄与率は年平均30%以上にのぼり、米国、ユーロ圏、日本の寄与率の総和を上回り、世界一となった。


 「中国が経済超大国に躍り出たのは歴史上最も驚くべき出来事の1つだ」と、米国のポールソン元財務長官は語る。


 「十八大」以来、中国共産党は中国経済を「どう見るか」という問題を解決したうえで、新発展理念に基づく指導、供給側の構造改革を軸とした政策の枠組みを形成し、経済発展のために「何をすべきか」という問題を解決した。そして、「安定の中で前進を求める」方針を総基調とし、経済活動の円滑な運営をめぐり「どのようにすべきか」という問題を解決した。

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