A株市場の第3四半期決算が発表される時期になった。様々なデータを見る限り、マクロ経済が安定していると同時に、ミクロでみても企業の利益水準は上向いているようだ。供給側改革の持続的推進が功を奏し、周期性産業は好業績を維持している。加えて新エネルギーや電子部品をはじめとする新興産業も急成長している。これは経済成長エンジンの新旧交代を示すものだと専門家はみている。
WIND統計データでは、「経済参考報」が10月17日に調べた時点で、上海と深圳の両市場に上場する2139社に対し2017年第3四半期の業績情報を発表している。そのうち中小企業板は876社、創業板は685社。業績急増予測(純利益が前期比50%増以上)が648社、業績微増予測(純利益が前期比0~50%)が583社、赤字転落予測が130社、黒字回復予測が173社、残り51社は未確定となっている。全体的にみて、企業の業績は著しく改善しているといえる。
高成長を維持する新興産業
第3四半期予測をみると、従来型周期性産業は引き続き好景気であり、新エネルギー車やOLED、5G通信などのハイエンド製造業や新興産業も急成長を維持していることが分かる。これは中国の経済構造と工業構造の最適化が進んでいると同時に、経済成長の新エンジンと内在的活力が不断に強化されていることを意味している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月19日