中国は世界最大の社会保障セーフティネットを構築=人社部長

中国は世界最大の社会保障セーフティネットを構築=人社部長。

タグ:中国社会保障

発信時間:2017-10-23 15:53:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)プレスセンターで10月22日午前10時に記者会見が行われた。中国教育部、民生部、人力資源・社会保障部(人社部)、住宅都市建設部、国家衛生・計画生育委員会の責任者が、国民の新期待に応えることや民生改善に関する状況を説明し、記者の質問に答えた。

 

 人社部部長の尹蔚民氏は記者会見で、「就業と社会保障の取り組みは民生に直接関係し、社会の広範な注目を集めている。第19回党大会報告で習近平総書記は、過去5年の就業と社会保障の取り組みを強く肯定し、世界最大の社会保障セーフティネットを構築したとの見解を示した」と述べた。

 

 尹蔚民氏は、習近平総書記が過去5年で社会保障システムを基本的に確立したことに関する3つのポイントを挙げたと紹介。1つ目は、制度とシステムの絶え間ない改善。過去5年の間に統一的な都市部・農村部住民養老保険(年金)制度を構築し、政府機関・事業体養老保険制度の改革を進め、長期にわたって注目されてきた双軌制(二重制度)の問題を解決した。同時に、医療保険制度の改革を深化させ、特に保険加入地以外での医療費決済制度が大きく進展し、その他の制度も確立された。

 

 2つ目に、保険対象者が急速に拡大し、現時点で養老保険の対象者は9億人、普及率は90%を超えた。医療保険の対象者も13億人を超え、全国民医療保険を実現したと言える。13億人余りの人口を有する発展途上国で基本養老と基本医療の普及率がこのように高いことは、世界的にも称賛されている。そのため、昨年末には世界社会保障協会が開いた大会で、特に中国政府の社会保障に対して賞が授与され、主に中国政府が社会保障の拡大で上げた成果が高く評価された。これは発展途上国に限らず、先進国でも成し遂げるのが難しいことだ。

 

 3つ目に、待遇の水準が着実に上がってきた。ここ数年にわたり基本養老保険基準は年々上がり、都市部住民の基本養老保険基準は月平均2300元に達している。

 

 もちろん、就業と社会保障は多くの問題にも直面している。習近平総書記が指摘しているように、国民は就業において多くの困難を抱え、社会保障でも厳しい試練に直面している。今後は、第19回党大会の報告にある精神を実行することで、特に就業では質が高い十分な就業を実現し、社会保障では全国民をカバーし、都市と地方の統一や権限と責任の明確化、適度な保障がなされた持続可能で多層的な社会保障システムを実現する必要がある。既存の基盤をベースに、就業と社会保障の取り組みを進めれば、国民の満足感と幸福感を増やすことができる。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月23日

  

 


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