中国工業・情報化部はこのほど、「環境保護設備製造業の発展加速に関する指導意見」を発表した。「意見」は、2020年をメドに各重点分野のモデル企業を支援し、生産高100億元規模のリーディング企業10社を育成する目標を掲げた。産業全体をリードできる、特色が鮮明な産業クラスターを形成し、環境保護設備製造業の生産高1兆元達成を目指す。
「これは向こう3年で、環境保護設備製造業の生産高が2016年の実績6200億元から3800億元増えることを意味する。2012-2016年の急成長ぶりに比べても、年平均増加率が一段と拡大することになる」。賽迪智庫(CCID)計画研究所の喬標所長は、「この措置は供給側の構造改革深化と、先進環境保護設備の有効供給の実現、グリーン発展を促進するうえで重要な意義を持つ」と指摘した。
近年、環境保護設備製造業は急速に規模が拡大し、発展モデルのイノベーション、サービス分野の拡大が続いている。技術レベルも大幅に向上し、世界の先端水準に達するものもある。統計によると、2016年の環境保護設備製造業生産高は2011年比で倍増した。