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発信時間：2017-11-02 13:56:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　「中国の次世代静止軌道気象衛星‘風雲四号’と初の地球二酸化炭素観測科学実験衛星（炭素衛星）のデータを世界のユーザーに無償で公開する」。10月24日に開かれた地球観測政府間会合（GEO）第14回総会「中国デー」イベントで、中国の代表はこの重大なニュースを発表した。これによって中国は、日本と米国に次ぐ、世界で3カ国目の炭素衛星データ提供国となった。

 

　気象学者の一般的な見方によると、二酸化炭素は地球温暖化の主要因となっており、正確でタイムリーに地球の大気に占める二酸化炭素の濃度変化を把握することは極めて重要だ。「炭素衛星は地球全体の二酸化炭素観測データを取得することができるため、地球温暖化問題の解決に関する対策の制定に寄与することになる」。中国炭素衛星地上応用システム総指揮者・国家衛星気象センター副主任の張鵬氏は、このように話した。

 

　張鵬氏は、炭素衛星データが中国の将来的な大気ガバナンスに科学的な根拠を提供すると説明。ユーザーが現在開放されている衛星一級資料から二酸化炭素情報の逆解析を行うことができる。「中国は、炭素衛星のデータ測定システムの改善に取り組んでおり、条件が整い次第より広範に応用可能な二級データに基づいた地球二酸化炭素分布図をつくり、地球の気候変動に貢献したい」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」　2017年11月2日

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