年に一度の「ダブル11」(11月11日、中国の「独身の日」)によって、支付宝(アリペイ)の能力が向上し、中国のモバイル決済が普及しているという説がある。この「チャイナストーリー」は現在、世界の多くの国と地域で再演されている。
今年のダブル11日より、カードを持たないタイとフィリピンのユーザーは、口座残高決済という機能によりダブル11のショッピングに加わることができる。「淘宝グローバル版」の「全球速売通」ユーザーはこれまでのクレジットカード3種に加え、5種(MIR、ELO、DISCOVER、Diners、JCB)を選択できるようになった。またポーランドとオーストリアのユーザーは今年、現地のネット銀行「payU」と「EPS」で決済が可能になった。カードの高額な両替手数料を回避し、ポーランドのユーザーは現地通貨を直接使用できるようになった。
アリババ・グループの張勇CEOは「支付宝は250弱の域外金融機関と事業提携しており、27種の通貨の決算を可能にしている。8000万人以上の越境EC購入者にサービスを提供している」と話した。
天猫(Tmall)が今年実施するダブル11グローバル激安セールには、海瀾之家、格力、ハイアール、李寧など100社を含む、多くの中国ブランドが初参戦する。多くの中国ブランドの高品質商品が天猫の全チャネルを通じ、各タイムゾーンの、南半球と北半球の消費者から購入されることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月3日