上海自由貿易港方案の細目が明らかになった。外貨管理や税優遇、外国人労働者の戸籍登録がいずれも大きな動きを見せそうだ。
同方案はモノ(貨物)、カネ(資金)、ヒト(労働者)の三大要素の自由な往来をめぐって、同港が外貨管理や外貨管理や税優遇、外国人労働者の中国グリーンカードや戸籍の取得の面で大きく伸展する。また同港は「域内関税対象外」の全体監督管理体制の実現に力を入れ、オフショア貿易やオフショア金融の発展を今後の方向性としている。現在、方案は各関連部門の指導整備を求めている。以下は主な重点計画。
1.貨物の自由な動き―同港で登録準備しているすべての企業は、輸出入貨物について同港内で税関や検疫部門の検査を受ける必要がなく、重点類型・重点貨物についてのみサンプリング調査を受ける。
2.資金の自由な動き―主なものに外貨管理方式の改善、税優遇政策の見直し、自由貿易区口座制度の整備、人民元オフショア業務の発展加速など。具体的な細目の具体化の面では、外貨の自由な動きの「量を拡大」に力を入れるほか、同港内の登録企業の所得税税率の大幅引き下げに取り組む。