「デジタル経済の発展・開放と共有の促進ーインターネット空間運命共同体の共同構築」をテーマとする第4回世界インターネット大会が3日、浙江省烏鎮で開幕した。国家首脳のサイバー空間ガバナンスに関するマクロな論述のほか、ロボットを将来的に人間にすること、人間がロボットのようになることへの懸念をめぐる企業エリートによる討論が展開された。烏鎮という江南の水の都は再び、世界のインターネットの焦点になった。「環球時報」が伝えた。
ロシア・スプートニクは「本大会は火曜日まで続く。会議はAI、インターネットによる貧困支援の促進、デジタル経済などの話題に焦点を絞る。80数カ国の1500人以上が出席する。これにはアリババ創業者の馬雲氏、アップルのティム・クックCEO、Kaspersky Lab創業者のユージン・カスペルスキー氏、インターネットの父と呼ばれるロバート・カーン氏などが含まれる」と報じた。
中国の習近平国家主席は開幕式に祝電を寄せた。米CNNは「サイバー主権を強調する中国、世界のインターネットに開放的な姿勢を維持」と題した記事の中で「中国共産党中央宣伝部の黄坤明部長は、インターネット大会で祝電を読み上げた。習主席は祝電の中で『中国デジタル経済発展が高速道路に入ろうとしている。中国は自国の努力により、世界各国がインターネット・デジタル経済発展の高速車両に同乗することを促したい。中国の対外開放のドアが閉じられることはなく、ますます大きく開かれるばかりだ』と表明した。サイバー主権とは、各国が外からの干渉を受けずに自国のインターネットを管理・制御することを指す。習主席の指導のもと、中国はこの5年間に渡り、国際インターネットガバナンスにおいてより重要な役割を演じようと積極的に模索してきた」と伝えた。
「インターネットの父」と呼ばれる、米コンピュータ科学者のロバート・カーン氏は環球時報に対して「私は2年前にインターネット大会に出席し、習主席の演説を耳にした。中国政府はデジタル経済の発展を、非常に積極的に推進し続けている」と話した。
香港紙・信報は「中国共産党中央政治局常務委員の王滬寧氏は開幕式の挨拶で、中国は大国として世界デジタル経済の発展の促進に力を入れると表明した。中国は各国と対話と交流を強化し、デジタル経済発展のパイを共に大きくし、サイバー空間運命共同体の構築を共に促し、インターネットを人類により役立てていきたいと話した」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月4日