AIは今回の世界インターネット大会で最も重要なキーワードとして、各方面の有力者がAIについて語り、AIはもはや机上の空論ではなくなった。中国工業情報化部(工信部)は、中国の人工知能産業で基本的な産業チェーンが確立されたとの見解を示している。
先ごろ開かれた世界インターネット大会・人工知能サブフォーラムで工信部副部長の陳肇雄氏は、中国の人工知能が長足の進歩を遂げ、企業の積極性と活躍度が大きく上がり、一部の分野で重要なブレークスルーを果たしたことで、産業の基盤とコア技術から応用に至る完全な産業チェーンを確立したと話した。スマート・コネクテッドカー(ネット接続型自動車)、医療映像補助診断システム、サービスロボットなどが近い将来に日常的な利用に供されるとの見通しを示している。
陳肇雄氏は、中国が人工知能などの次世代情報技術の発展を非常に重視しており、関連戦略を打ち出していると説明した。工信部は現在、次世代人工知能産業の発展を促進する行動計画の策定を進めており、スマート化製品の開発に注力し、コア基礎能力を固め、公的なサポート・サービス体系を整備することで産業の発展を推進する方針だ。