アップルのティム・クックCEOは6日、「広州・2017フォーチュン・グローバルフォーラム」に出席し、「アップルと中国」というテーマをめぐり、フォーチュン誌執行編集長のアダム・ラシンスキー氏と対談した際に「国外の投資家は中国という最大の市場に注目するかもしれないが、当社にとって中国の最大の魅力は人材の質だ」と話した。
クック氏は「初めて中国を訪れたのは15-20年前で、その後は毎回訪中するたびに大きな変化を目にしている。私が90年代から25年間眠っていれば、中国をまったく認識できなくなっていただろう」と例えた。
「中国はすでに最も現代的な都市の一つになっており、空港を出るとすぐに感じることができた。これらの都市には一流のインフラがある。これは90年代にはまったく目に出来なかった現象だ。しかも中国の開放の度合いが高まり、現在の中国は世界でリーダーとしての役割を演じている」
クック氏はアップルの中国での事業について、中国は「技能抜群」と述べた。中国では現在200万人のアプリ開発者が、アップルのユーザーのためプログラムを作成しているという。
中国は先進製造業、コンピュータ科学などの分野に進出しているが、この精密性と高い質が求められる分野は、アップルが必要としているものだ。クック氏は「外国人投資家ならば、中国という最大の市場に注目するかもしれないが、当社にとって中国の最大の魅力は人材の質だ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月7日