中国とモルディブは12月7日、正式に自由貿易協定を締結した。中国商務部国際経貿関係司司長の張少剛氏は、中国・モルディブ自由貿易協定が多くの面で中国人観光客にメリットと利便性をもたらすとの見解を示した。
張氏は、モルディブを訪れる中国人観光客がここ数年にわたり30万人以上を保っていることを明らかにした。モルディブ側の統計によると、中国は7年連続で、モルディブにとって最大の外国人観光客供給地となっている。
中国・モルディブ自由貿易協定がもたらす中国人観光客へのメリットと利便性は以下の通り。
中国・モルディブ自由貿易協定によると、モルディブの旅行会社と観光施設経営者は、上海自由貿易試験区、天津自由貿易試験区、北京市で合弁企業を設立できる上、全国各地に支店を設け、中国人向けの海外旅行事業を手がけることができる。これは、中国側が自由貿易パートナーと結んだ最も大きな約束だ。モルディブ観光を検討する中国人消費者にとっては選択肢が増え、中国で設立されたモルディブの旅行会社を通じて、モルディブ観光サービスを直接受けることができる。